SL-10 修理 アームの動作不良と異音が出る故障 福岡県 N様
SL-10のトーンアームが移動時にガタガタと異音が出る状態で、一定の所まで行くと音飛びして進まなくなる不良を修理しました。
【状態および修理内容】
- 機械部の動きが悪くなっている状態でした。古いグリスや汚れを除去して、新しくグリスアップしました。
- ウォームギアの一部の山に損傷(変形)があり、ギアが回転する度にガタガタと振動する状態でした。損傷したギアは復元できませんので交換いたします。
しかしながら、新品ギアは生産完了品で、入手不能ですため、正常に動作していたテクニクスのプレーヤーから取り外したギアに交換して、ガタガタする異音がなくなりました。 - アーム駆動用モーターに注油して、プーリーの汚れを除去しました。その後、モーターを単体で強制的に回転させて、スムーズに回転する状態を確認しました。
- システム制御(マイコン)基板とターンテーブル制御基板のコンデンサから液漏れしていましたので、漏れ出た電解液をアルコールで清掃して、新しいコンデンサに交換しました。
以上の修理・メンテナンスで、SL-10の正常動作を確認しました。
※通常SL-10の修理をご注文される際、針(MC310)を取り外して、お客様の手元に保管することをお勧めしております。また、基本的に電源コードと音声コードも不要です。
- TAG:SL-10修理
- SL-10系 プレーヤー修理
- 2024/11/15 17:00
- この記事のURL