The ALBA GRAMOPHONE 蓄音機 修理 千葉県 A様
The ALBA GRAMOPHONE フロアー型(キャビネット)蓄音機の修理。19世紀前半の蓄音機と推測。
主な修理は、クランクハンドルが合わなくて、ゼンマイを巻くことができない問題の解決です。
蓄音機の内部を調査した結果、スプリングモーターのマウント用ゴムダンパーが劣化して潰れ、クランクハンドルを差し込むシャフトの位置が合わない不良がありました。
その他、大きな問題はみあたらず、スプリングモーターの清掃・クリスアップ・注油などの整備。
木製キャビネットのモーターボード取付けしろに割れがあったため補修しました。
【状態および修理内容】
- クランク軸シャフト鈑金加工して、お預かりしたクランクハンドルを使用できるように改造
- スプリングモーター清掃、グリスアップ、注油
- スプリングモーターマウント ゴムダンパー交換
マウント位置調整を行い、クランクハンドルがスムーズに取付けられるようにしました - 木製キャビネットのモーター(ターンテーブル)ボード取付けしろに割れがあったため接着補修
- 78回転の回転数を微調整
微量製ダイヤルの位置を表示版と合うように調整しました
ただ今、新規の蓄音機修理の受付を中止しておりますが、既にお引き受けした修理は、順番に作業しております。しばらくお待ち下さいませ。